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公園に行く途中でコンビニにより、お菓子などを購入した。
その公園で集まる時はだいたい、お菓子パーティーを開き、その日あった出来事などを話して楽しく過ごしているのだ。
「久しぶりだなぁここも」
柚希が言うと、李亜もそうですね、と言って頷く。
その後ろでは結音がたい焼きを食べながらついてくる。
「んぐぅっこのたい焼きおいしっー!李亜!食べてみて!」
「ちょ、結音ちゃん!むぐ!お、おいしいですぅ・・・」
結音に無理やりたい焼きを口に入れられた李亜だが、おいしそうにモグモグしている。
「ちょ!俺にもくれ!たい焼き!」
「ゆずにはあげなーい」
結音はたい焼きを片手に勝ち誇った表情でドヤ顔を決め込んでいた。
「うぐぐぅ・・・くやしい!!めちゃくやしい!!!」
「仕方ないわね・・・ほら」
そう言って結音は餡子のない尻尾の部分を切り取り、柚希に差し出した。
「ありがとう・・・っておい!餡子ねぇじゃねーか!!」
「ゆずにはそれがお似合いよ」
そう言ってまたドヤ顔を決め込んだ。
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