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光の渦はさらに眩しくなりながら、柚希達に近寄っていく。
「やばいやばい！なんだこれ！眩しい！」
「ちょっと！何なのアレ！」
４人は何がなんだかわからないまま光の渦を半目にしながら見ていた。
「何かやばいぞ！おい、走るぞ！」
燕が切り出し、４人は走り出した。
だが、あんなに遠かった光の渦は物凄いスピードで夜の暗闇を侵食し、あたりを明るくしていった。
「やばい！逃げ切れない!!」
四人は公園の出口まで走ったが、光はさらに速さを増した。
「もう少しで道路だ！いっきに行くぞ！」
「キャッ！」
途端、李亜が足を縺れさせ、転んでしまった。
「李亜！」
柚希は急いで李亜を起き上がらせたが、光はすぐそこまで迫っていた。
「くそ･･･!!逃げ切れねぇ」
李亜は恐怖で柚希にしがみ付いていて、その少し先に燕と結音が振り返って２人を見ていた。
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