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「なっ!!」
目の前の相手が
驚くのが分かった
―――ドクン!
(こいつが.....お母様を.....)
――――殺した
《許せないだろう...》
(っ!)
その時、声が頭のなかに響いた。
《お前の母を殺した...》
(ぁ...ぁ.....)
《彼奴が許せないだろう...》
(お母様を.....殺した...)
《そう...彼奴はお前の母を奪ったんだ...》
その声はなおも言葉を続けた。
《憎いだろう...彼奴が》
《お前の母を殺した彼奴が憎いだろう...》
(あぁぁぁぁぁ!!)
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ―――!!
《だから...お前の手で....お前の母を殺した奴に復讐するんだ》
(わたしの.....手で...?)
《そうだ、お前の手で.....奴を殺すんだ》
殺す.....?
そうだ...母を殺した彼奴を.....この手で.....
殺すんだ!!!!!!
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