始まり

3/6
前へ
/6ページ
次へ
夢を見た それは 私がまだ 小さい頃のこと 「帆野華、よく聞きなさい」 母が私に優しく語りかけた 「貴女には特別な力があるわ」 「特別な力?」 幼い私は言っている意味が分からず 言葉を繰り返した 「そう....特別な...力」 母はそう言って 微笑んで黙ってしまった 「?」 私は訳が分からず首を傾げたが 母がその先の言葉を言うことは 無かった 「―――」 その時母が何かを言ったが 私には聞き取れなかった
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加