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男性はどうやら彩月達が新入生だと知らないらしい。
彩「誰?あの人。」
爽「俺が知ってると思う?」
彩「やっぱり?じゃあじゃん拳で負けた方が教えるって事ね!」
爽「よっしゃ!!」
2人はトイレを我慢している男性の前でじゃん拳を始めた。
彩&爽「最初はグーじゃん拳~」
彩「チョキ」
爽「グー…ッシャ---!!」
彩「うっそぉ。」
爽「言い出しっぺが負けるとは…♪早く教えてこいよ。」
彩「ちぇ」
彩月は男性の方へ近づいた。
彩「えーっと、トイレは…たぶんあそこの角を曲がって真っ直ぐ行くとあると思いますよ。」
?「ありがとー。君は何年生?」
彩「私は入学生です!」
?「そうか入学生なのか。…入学生!?」
彩「はい!!」
彩月はとても元気に返事をした。
?「入学式もう始まってるよ?」
彩「うそ!?」
彩月は時計を見た。
彩「もう遅刻だよ。」
?「これからはもう少し早く起きなさい。」
彩「貴方がトイレ何処か教えてくれって頼むから…。」
爽輝はそう言っている彩月の側を他人事の様に横切った。
そして平然もなく着席した。
?「あの…男の子入っちゃったよ?」
彩「え?爽輝ならそこに…あれ!?」
?「早く君も入りなさい。」
彩「はーい。」
そうしてようやく彩月達は入学式に出る事ができた。
すると担任の発表があった。
彩月達はクラス表を見ずに入学式に来てしまったのだ。
校長「えーでわ担任を発表します。」
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