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ここは空に浮かぶ飛行船の一つゆったりと進むそれは時に縛られず風のままに進んでいた
「たまにはこのような、ゆったりとした日も良いものですね」
「はい船長」
船長と呼ばれた男はティカップ片手に優雅な一時を過ごしていた
「船長!4時の方角の上空に異界の扉らしき球体が出現しました!」
「そうですか。巻き込まれないように高度を下げましょう」
「了解です」
船は高度を下げ異会の扉と言われる球体の真下に来たとき変化が現れた
「おや?あれは出現の扉ですね。これは危険です【バリア】」
船長がそう言うと半透明の壁が船と球体の間にできた
すると突然球体が消えて一人の青年が現れた
「な!!危ない」
船長はとっさに青年に手をかざすと落下をしていた青年が徐々にスピードを無くし船のテラスにフワリと横たわった
「まさか人が落ちてくるとは。誰かこの子を医務室まで」
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