第一章 初めての友

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「あー納得。乗ってた時たまたま吸い込まれたちゅうわけか」 「そうね。」 (あれ意識が…ある?俺は死んだ筈じゃ) 「お!目えさましたんか」 「・・・ここは?」 「うん?ここは医務室や」 (は?医務室・・・病院…か?) 「ハアー。そんな抽象的じゃ分からないわよ!!ここは飛行船の医務室よ。それとゲイル、船長呼んできて」 「はいよ」 「飛行…船?」 「は?飛行船を知らないの?」 「知らない。飛ぶ船か?」 「そうよ。知ってるじゃない。」 「何故俺はここに居るんだ?俺の記憶では黒い球体に吸われ死んだと思ったんだが」 「吸われて吐き出されたのよ。死んではいないわ」 それからしばらく無言の時間が続いた .
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