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「まぁ、感謝状が貰えたのは凄いことさ。そこで、一つお前たちの願いを聞いてやろうと思ってね」
ババァ長は機嫌良さそうに言った。さらに、
「ただし、設備の交換は無理だよ。試召戦争の意味が無くなるからね」
と続けた。
俺達は一斉に迷い始める。
「教科を一つ増やすのは?」
雄二が俺の顔を見ながら言った。
「別に良いさね。久保はそれで良いのかい?」
「私は問題ありません」
そうかい、と言ってババァ長は席を立った。
「何の教科だい?」
「雑学」
雄二は即答で答えを返すのだった。
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