俺の彼女

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謙「おーっす。おはよ、斎。」 斎「おう。はよ、謙也。」 春休み明けの学校初日。 つまり今日は入学式ということになる。 そうは言っても 高校二年生になる俺はたちには あまり関係のない式だ。 クラス替えの方がよっぽど重要なわけで。 俺としては部活も同じで一年の時から仲のいい斎とクラスが離れると少し寂しい。 暖かいとは言えない風に 舞い散る桜の下を斎と並んでクラス割りの貼ってある掲示板へ向かう。 斎「うわ、すげぇ人。」 かなり混雑している掲示板に自分の名前を探す。 朔本謙也…朔本朔本…さくもと 謙「あ、俺C組。」 朔本 謙也という名前を いち早く見つけて人混みを抜ける。 しばらくすると斎も混雑から抜けてきて 俺もC組、と笑顔で言った。
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