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着いてみるとそこでは色んな練習をしてる人達がいた。 楽器を吹いている人 歩き方を練習している人 旗を振っている人 楽器を叩いてる人 個人練習をしているのであろう。 結構和やかな雰囲気で練習していた。 そんな風景を見ていると後ろから声を掛けられた。 ?「おや?入部希望者かな?」 今朝の部長さんである。 健二「いやまだ入部を決めた訳ではないですけど…」 部長「そっかそっか♪まぁ見るだけでもいいからこっち来なよ♪」 そう言われるがまま健二と武文は部長さんに着いて行った。 連れて行かされた先では太鼓が綺麗に並んでいる部屋だった。 部長「ここはパーカス部屋って言ってパーカッションの人達が練習したりする部屋だよ♪」 ドラムセットとは違う感じの打楽器が並んでいてとても興味が引かれた。 部長「叩いてみようか♪とりあえずこれを背負ってみよう♪」 そう言われて背負った楽器は良くパレードで使われる小太鼓だ。 部長「この楽器はスネアドラムって言って歩いて叩く楽器の中では一番高い音が出る楽器だよ♪叩いてみて♪」 叩きかたとかは良く分からなかったがとりあえず叩いてみた。 タンッ!! 歯切れの良い音が自分の鼓膜を揺らし頭の奥まで響いてきた。 健二「すげぇ…」 この一言しか出てこなかった。
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