出会い。~司~

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田村 司。 俺は、今高校2年。 2年B組。 彼女は一生いらない。 女なんて自分を良く見せるだけのもの。 俺は正直、人間関係もめんどいと思ってる。 仲間なんていらない。 どうせ、いつか裏切られる。だから、最初から作らなきゃいいんだ。 仲間どうしで、ケラケラ笑ってる奴らが、俺は見てて可哀想だ。 どうせ、いつかは裏切りをするんだから。 でも、俺には幼なじみがいる。 そいつは、本当にいい奴で、俺の唯一の理解者。そして、俺の唯一の友達だ。 俺には、親がいない。小さい頃に、俺を置いて出て行った。だから、愛情なんてわからない。受けてないし、あげた事もない。 愛情…。俺が1番嫌いな言葉。 俺は、授業がダルくて屋上に、来ていた。 屋上には、人は来ない。 なぜか知らないけど…。 寝っ転がって、空を見ていた。 そしたら、女の泣き声がした。 声がした方に、行ってみた。 女は、俺に背を向けて泣いていた。 茶髪のロングヘアー、背は150cmぐらい。俺と、20cmの身長差。 顔が、見えない。 けど、この女は俺が守りたい。 と、思った。 この時、この女を今すぐ俺の物にしたいと思った。 俺は、その女の方に行った。 そんで、 「どーした?」って、声掛けた。 女は、顔をあげて 「「何でもなぃです…。」」 予想通りの、整った顔。 目は、大きくて、めっちゃ可愛い。 ほっとけなくて、 「話きくよ?」 「「…。」」 「俺なんかに、話たくねぇーよな?ごめんな?」
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