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ここはある場所の一室
「脱いで…裸を見せて」
「やだ…やめて。離して」
彼は私の手首を掴み、
体の行動を許してくれない。
掴んでる手は力強く、大人の男の人だとわかるぐらい。
「痛いよ、…きゃっ!」
「キスしようよ?エッチしよ、舐めてくれる?」
「離れて…!」
彼こと森田司…司は私の体を自分の体とくっつけ、抱き締める形となった。
私は必死にもがきながらも、力は勝てる訳もなく諦めた。
「キスしよ
「どうして?司、彼女いるじゃん!彼女いるのに悪いと思わないの?」
「おもってるよ?」
「ならやめてよ…う゛ぅ…。」
とうとう我慢しきれずに、目から熱いモノが溢れ零れ落ちた。
司は呆れながらも、こっちを見て行動を止める気配がない。
性欲には勝てないのか。
司は私を見て捨て台詞を言った。
「春が誘惑するから………」
「し、してないっ!………」
速攻訂正したものの、彼には効かず
分かってもらえない。
自分でさぇ言ってることが
分からなくなってきた。
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