ゲーム1

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だがそんな丁寧な挨拶も俺たちにとっては不気味でしかない。 ーーゲーム?公平なジャッジ?なんだそれ? 警戒をおこたらない生徒たちは、そんなことを思いながら徐々に冷や汗をかいていく。 そんな中、赤のミット帽の男が満面の笑みでまた口を開いた。 「実はみなさんには、これからいくつものゲームをしてもらいます。因みにこれは政府の決定事項なので逆らうことはできません。」 そのすがすがしい笑顔とは違い、男の目の奥にはなにか不吉なものを感じてならない。 「げ・・・ゲームって・・・!!なんで俺たちがそんなことしなくちゃなんねぇんだよ!!」 徹が先ほどに続いてまた口を出す。 今度は少し強めの口調で言い放った。 「そーだそーだ!!」 「なんで俺たちがそんなこと!!」 「絶対やらねぇからな!!」 「あ…頭狂ってんじゃねぇの??」 徹の発言に背中を押されたのか、教室の至るところから徹の発言に賛同する声が聞こえる。 バァァンン!! 「うっせーぞ、このクソガキどもぉぉお!!」
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