ゲーム1

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だが、その賛同も、机を叩く音とすさまじい怒鳴り声の前に無力と化した。 声の主は、さきほどまで穏やかに微笑んでいた赤のミット帽の男。 みんな男の急な態度の移り変わりに唖然としている。 「てめぇら、調子にのんなよ!!人が親切に話してやってると思ったら、グチグチグチグチ反発しやがって!!」 鬼のような形相で怒鳴り散らす男は、シーンとした空気の中、まだ話を続ける。 「反発したら今の現状が変わるのか? 反発したら俺たちが帰るとでも思うのか? お前らが俺たちに”反発”することによって、俺たち政府を動かせると思ってんのかよ!! あ”ぁぁ?」 男はそう言って、クラス全員に強烈なガンを飛ばす。 鋭すぎる眼光に、気弱な女子は小さい悲鳴をあげる者もいた。 それから男は落ち着いたのか、その鋭い眼光を内にしまいこみ、ようやく本題に入った。 「では最初のゲームは・・・かくれんぼです。」 ーーかくれんぼ??? 俺・・・否、クラス全員が拍子抜けした。
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