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「遅れてすみません!」
少し声を張って言った。
「皓司が遅刻なんて珍しいな、しかも最後の出勤だろ今日?」
いやみな口調で古川 大輔が話かけてきた。
古川 大輔はバイト先の先輩で2つ年上の、いわゆるフリーターってやつだ。
「就職活動だろ?失敗したらいつでも戻って来いよ。」
「は、はい…すみません。」
皓司がギリギリ古川に聴こえる声で言った。
(なんで最後のバイトがこいつと一緒なんだよ…。)
と想いながらも、着替えを済ませ皓司は仕事につく。
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