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最後の仕事も終わりに近づいた頃、古川が話かけてきた。
「皓司が遅刻なんて本当に珍しいな、何かあったのか?」
「大学の課題が…。」
「そういえば実際やってるのは初めて見たけど、アンケート調査やってたな。
まぁウザイから無視したけど。」
と皓司の答えも聞かずしゃべり出した。
「僕も声かけられました。」
思い出した様に、皓司は口を開いた。
急いでいる途中の出来事だったので、古川に言われるまで忘れていた。
「で、答えたの?」
「はい。」
「急いでたんだろ?断れよな。
言いたい事言わねぇと、面接も受からねぇぞ。」
「…すいません。」
「いちいち謝らなくていいんだよ、交代の奴らも来たし、そろそろあがるぞ。」
二人でロッカーに向かった。
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