月蝕
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夜空を照らす月光よ きみは一目で月と化す その刹那、きみは静かに 溶けゆかん 消え去るきみが寂しくて、 心虚しく、やるせなし 叶なう願いと知りとても 再会祈る心あり 想いはつとに深まりて 影さえ君は麗しや 震える身のまま立ち待ちて やがて光は現れし 気高き姿、きみと知り しばしの別れも愛しけれ 光放せしその身なら 温雅な安らぎ与えしか 清き光が滲みいりて 我が身の幸を想ふ
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