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「どうせー俺は根暗だよ!」
「誰もそんなこと言ってないだろ?ってなんでお前が怒っているんだよ」
あーイライラするどうせふたりはモテますよ!どうせ俺はシュウのおまけですよ!!
「な、なんか壮絶に機嫌が悪くなってないか?ソウ?」
「気のせいだよ?シュウ?」
俺がにっこーと笑いかけてもシュウは青ざめる一方…どうしたんだろう?これは風邪かな?
「そ、そうだわ!せっかくだからふたりで作ったらどうかしら?私は邪魔になるといけないからこれで退散するけど」
……とか言って逃げたあのバカ…別にどうでも良いけど、どうせなら最初からさっさといなくなれば良いのに…。
溜め息を吐いて台所に立つ、こうしてふたりで料理するのは初めてだ…。
「ちゃんと計量を図れよ?砂糖が少し多いぞ?」
ドキドキする…シュウのせいで料理に集中できない…だってシュウが楽しそうに笑っているのは久しぶりに見たから…思わずそれに目を奪われてしまう。
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