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「ついに…完成した!!」
長かった…実に長かった。
渇いた心はもう死にそうだ。
潤いを求め、渇いた心が更に渇く。
そんな矛盾した行動を続け、幾度も自らの命を絶とうとしたが、私はこのときのためにその諦めという誘惑を断ち切った。
気づけば部屋は騒然とした環境だった。
機械の駆動部や破損したパーツが散乱し、いくつものコードがその間を縫うように這っている。
地面だけでなく、見渡せば壁には無数のひびができ植物の蔓がその隙間を覆っている。
「我ながら…よくもこんなとこまで来たもんだな……」
興奮が冷めていき、あとに残るのは充実感と小さな消失感。
自然と胸ポケットに手がいくが、嫁に禁止されたのを思い出して所在なさ気に手は宙をさ迷う。
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