男子校へ転校

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「ねぇ、叔父さん……。本当に"この学校"で3年間過ごさないといけないの?」 「そうだけど?大丈夫、頭は普通だけど常識ないやつばっかだから」 「………」 なんて言えばいいのか、言葉が出てこないあたしと打って変わって叔父さんは、とてもいい笑顔であたしを見ている。 事の発端は、1週間前のこと。 __________________________________________________ ◇ 1週間前のこと___。 あたしは、リビングのソファーで、組んだ足の上に漫画を載せながら読んでいた時、1本の電話が架かってきた。 どうせ、迷惑電話かなんかだと思って7コールしたら流石に切れるだろうと安易に思っていた。 だが、電話は10コール目に入るまで鳴っていた為流石に煩く感じ電話を取った。 「はい、長谷です」 「麗奈か?」 「あー、叔父さん。久しぶり」 「久しぶり。丁度良かった」 「ん?何が?」 叔父さんとは、年明け以来会ってない。 叔父さんがあたしに用なんて珍しい。 いつもは、お母さんとお父さんにしか架けてこないのに。 そんなことを思いながら返事を待つ。
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