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どれ程の時間がたったのでしょうか
ほんの数分かもしれません
しかし私には気が遠くなるほどの時間に感じられました。
すると突然馬車の扉が開かれ野蛮な男が私の腕を掴み強引に馬車から引きずり出されました。
私は気が狂ったように叫びました。
辺りには護衛をしていた傭兵さんが切り刻まれ
侍女さんは猿轡をされていました
山賊が私にも猿轡をして私は叫ぶことすらできなくなりました
助けて!!誰か助けて!!
「チィーす。○河屋でぇーす。磯○さぁーんお届けものでぇーす」
どうやら私の願いは聞き入られなかったようです。
出てきた三○屋さんはこの近辺では珍しい黒目黒髪で身長はとても高くて体の線は細くとても強そうではありませんでした
目は切れ長で全体的に整ったお顔立ちでした。
って、なんで私は殿方のお顔をじっくり見ているんでしょうか……
-キャー子side out-
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