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───こうして、ずっと抱えていた思いを、彼女は無事に伝える事ができた。
しかし、まだ終わらない。
赤き鬼神の恋物語は、まだまだ続く。
言うなれば、やっと第1部が完結したところだ。
ここから話は、第2部へと続く。
しかし、その第2部は、決して彼女が主人公ではない。
───主人公が脇役の物語だ。
脇役と主人公が対立する、白と黒の物語。
その物語へと、続く。
正確には、その物語に含まれている、だな。
・・・ま、流石に第8部までは行かないだろう。てか行ったらヤバイって。
・・・んっ?何だよ?誰だお前、だって?
おいおい、俺の事忘れちまったのかよ?
この物語で、結構活躍した気がするんだけどなぁ・・・。
てか、もうちょっと出番増やしてくれてもよかったくね?
俺のとこも掘り下げれば、結構良い物語が出来ると思うぜ。
いや、別に主人公やりたいって言ってる訳じゃねぇよ?
ただ出番が欲しかっただけで、決して主人公やりたい訳じゃ・・・何だよその目は?
「コイツ、絶対主人公やりたがってるだろ」って感じの目は?
・・・んっ?今度は何だよ?
「これ食べない?」だって?
実に旨そうだが、遠慮しとく。今は絶賛ダイエット中なんだ。
但し、夕食の時に出るおやつは除く。
───っと、話がだいぶ逸れちまったな。
ひとまず、それらしい事言っておくか。
───彼女は確かに、告白した。
しかし、ただ告白しただけであり、付き合ってはいない。
───彼女は、思いもしなかったであろう。
付き合うまでが、修羅の道になるとは────。
彼を思う女性が、自分以外に現れるとは────。
彼が、あのような計画を立てていたとは────。
───さて、ここまで来て俺の正体がわからない奴。
多分いないかもしれないが、一応いる事を想定して、ヒントをやろう。
───口から超電磁砲。
というわけで、グラッツェ&アディオス!!
赤き鬼神の恋物語 END
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