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クラスに戻ると花穂がわたあめを作ってた。
「花穂~っ」
「あ、ゆうおかえり~
佑希先パイや!!」
花穂はにこにこ笑う。
「花穂ちゃんチョコひとつ」
「は~いっ」
花穂も上手にくるくるとわたあめを作る。
花穂相変わらず器用やわ~
「はいチョコ1個です
大きめに巻きましたっ(笑)」
「マジで?ありがとう!」
この2人見てたらおもろいな~
「あ、佑希先パイ」
「何?」
「メアド聞いてもいいですかっ?」
「ええよ~花穂ちゃん今手離されへんよな?
後でゆうに聞いてもらってもいい?」
「あ、後でうちのアドゆうに送ってもらう形でもいいですか?」
「ん、わかった~
ほなゆう頼むな。」
「うん」
瀬戸くんはわたあめを持って戻って行った。
「ゆう、お願いなぁ」
「おっけー」
花穂はくるくるわたあめを作る。
「…ええよな」
「ん?」
「…ええよな、ゆうは」
花穂は作ったわたあめを食べる。
「佑希先パイと一緒におれて」
「幼なじみやからな」
「…。」
「…。」
しばらく沈黙が続く。
「うち、初めてゆうがうらやましいと思った」
…ん、ちょっと今失礼なこと言わんかった?
「取らんでよ?佑希先パイのこと」
花穂はあたしをまっすぐ見つめた。
その目がいつもとちゃうくて
なんか怖くて
あたしはただ「うん」としか言えんかった
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