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「真撰組は坂田銀時を追跡、捜索し、見つけ次第逮捕。抵抗する場合は実力行使を行う。…正直俺は我慢できねェ。」
厳しい口調で総悟は続ける。
「俺は旦那を斬る。」
言い切った総悟を、神楽は悲しそうに見上げた。そんな彼女に総悟は苦笑する。
「そんな顔しないで下せェ。自分の命より大事な女を傷つけられて、黙っていられるかィ。」
「でも、総悟と銀ちゃんが戦うの見たくないヨ…。」
そんな彼女に、総悟は言い放つ。
「言っただろィ。あれはもう神楽が思ってる“銀ちゃん”じゃないんでさァ。」
それを聞き、神楽は俯いた。総悟は神楽の顔を覗き込み、口づける。
「…そんな顔、しないで下せィ。」
口づけは深さをまし、神楽は総悟の首に腕をまわしそれに応える。それを見た総悟は神楽を押し倒した。
日が昇る頃、二人は肌を重ねた。
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