2話、桜難入学式

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――――4月10日、午前8時 桜難高校の周りに咲く、美色の桜 鳥たちが鳴くいつもの朝 だが桜難に「いつもの」なんて平和な言葉は無い 校門には何人もの他校生が、ごった返している そんな中に、亮平の姿があった 亮平 「うわ〰緊張するな〰」 いつもの亮平 校門を何とか抜けて、体育館へ向かう この桜難高校は校舎が5つあり、全てが分断されている その校舎の裏に体育館があった だが やっぱりヤンキー有名校という程の貫禄みたいなのが漂う 校舎からは大勢の生徒がこっちを見ている ガヤを飛ばす者 体育館の入り口にうんこ座りで喋ってる者 保護者をカツアゲしている者 やっぱりコワイ 亮平は足早に体育館の中へ入っていった すると 教頭先生 「では今から第35回入学式を始めま」 生徒 「うるせぇぞ!ハゲェ!!」 生徒 「ダハハハハ!」 いやどう見ても 普通の入学式ではない 保護者も数人 生徒が暴れ出しても先生は止めようとしない この学校では普通の事なのか 亮平は保護者数人に紛れて、後ろから見ていた そして教頭先生が進行を開始しようとした その瞬間 1人の生徒が立ち上がり 生徒 「っしゃっーー!お前等!!元気が有り余ってるだろ?」 全員がそいつを向いた あんだけ暴れ回ってた1年共が一気に静まる 生徒 「俺に良い提案がある!!それは・・・」 全員が唾をゴクリ 生徒 「1年バトルロワイヤルじゃああぁぁぁあ!」 それと同時に沸き上がる群衆 勢いのある大声と共に皆が暴れだした 生徒 「ルールは簡単!最後の最後まで生き残った奴が1年のトップ!!」 そういうと そいつも群衆の中に入っていった
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