2話、桜難入学式

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二人は公園のベンチへ座り、話し込んでいた タツミ 「桜難ってカッコいい名前だよなぁ・・・」 亮平 「確かに。喧嘩は、ここら辺じゃ最強校と言われてるしぃ」 タツミ 「へぇ~・・・だからあんなごちゃごちゃの入学式に」 亮平 「いやーあれはビックリしたよ。さすがに」 タツミ 「俺はあんなの嫌いだからよ・・・」 亮平 「えっ?」 タツミ 「いやー、なんつーか・・・・・・人が一杯いるのは苦手でよ」 亮平 「あぁそういうことか」 タツミ 「やっぱり喧嘩は一対一でするもんだろ?まぁ数が多けれゃあ、仕方ねぇけど」 亮平 「へぇ~。見た目と違って筋が通ってるじゃん」 亮平は微笑んだ タツミ 「そ、そうか?まぁ褒められても、何も出発できねぇけどよ」 亮平 「いや、そこは「何も出ない」でしょう💦」 タツミ 「細かいことは気にすんな」 とタツミは豪快に笑う そこへ 誰かが 近づいてきた 赤髪の男 「なぁ!ちょっといいか?」 その男は 赤色の髪で 左耳にはピアス 眉毛は細長くキレイに揃っている タツミ 「ん?・・・お前も桜難か?」 そう タツミ達と一緒の学ランを来ていた 桜難の学ランは 首もとに赤いラインが入ってて、袖には紫のラインがある 珍しい学ランだ 赤星 「おう!俺は桜難の赤星夢斗(あかほし・ゆめと)だ!ヨロシクな」 そういいながらタツミと握手した だが 亮平の様子がおかしい 足がガクガクと震えている タツミ 「おうどうした?亮平?赤星だってよ!」 亮平 「あ、あ、あ、あ、赤星?あ、あの貝塚中の赤星?」 タツミ 「何だよ?知り合いか?」 亮平 「いやいや💦知り合いも何も・・・あの総勢600人の貝塚中を、二年生でまとめ上げた“赤星軍団”のトップだぞ?」 赤星 「ハハハハハ!意外と有名なんだな?俺」 赤星は高らかに笑う タツミ 「そんなことはどうでもいいじゃねぇか!なぁ赤星」 赤星 「そうだぜ!桜難に来れば、ただの赤星だよ。なっ!」 そういいながら、亮平の席に座って仲良く二人で話している 亮平 「・・・やっぱスゲェはこの人」 そんなことを思いながら、二人を見つめていた
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