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『へー、あの”紅龍 ”十代目総長がねぇ。先生になるから金髪もやめたの?』 『まあな。それより実彩子!向こうで何があったんだよ?あの家から連絡もらって、ここに入れてくれって言われたときは驚いたぞ?』 『前の学校退学になって、どの学校に入学拒否されたから。』 『っえ!?何かやらかしたんだ?ついにバレたとか?』 『うん、バレた。あたしが紅龍の総長やってた事』 …………そう、あたしは紅龍って言う、今、全国トップの族の十二代目総長。 あたしの正体は幹部とこの高校の理事長のたっちゃんしかしらない。 外では”桜龍”と呼ばれてた。 『だからこんな遠くの高校まで来たのか。桜龍の噂はこっちでもすげーぞ?みんな憧れを持っている。さすが俺の実彩子っ!でも今回やらかした事件はまだ広まってねぇみたいだなぁ?』 どさくさに紛れて今、俺の実彩子とか聞こえたけど、、、。 うん、スルーしとこう! 『あの家が全部揉み消したから、広まる事はないよ』 『そうか。で、今回は何をやらかしたんだよ?』 真剣な目をしてあたしをみるたっちゃん。 あたしは目を伏せて、小さく言った。 『まぁ、色々あったんだよ』
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