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それに、この人の笑いかた何か違和感ある。
いや、雰囲気は優しいから怖い人ってのはないだろうけど。
『ねえ名前何て言うの?』
『ああ、俺は末吉秀太』
ニコッとあたしに微笑む。
うーんやっぱり無理に笑ってる感じ
『秀太何で笑うの?』
『えっ?』
秀太はまた驚いてあたしを見た。
あ、率直に言っちゃった。
でも、作り笑いって苦手なんだよね。
せっかく案内してくれてるのに、気分悪くさせちゃったかな………。
そんなことを考えてたあたしの心配は一気に吹き飛んだ。
ポカンとしていた秀太が、声をだして笑い始めた。
……あ、今度は普通の自然な笑い方だ!
『あはははっ!俺、初めてか気づかれたよ。あと、いきなり呼び捨てとタメ口した女の子、君が初めてー』
しまった……。呼び捨てとタメ口、つい今までの癖でやっちゃった。
『…ごめん。秀太って3年?』
『そうだよーそれより君言っても呼び捨てとタメ口変えないんだ?!
あはははっ、いーよそのままでこれからも話して。』
『うん!』
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