初めての気持ち

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車で二時間。 山道を走ってたどり着いたのは広く開けた場所だった。 「うわぁ!近くにこんな場所があるなんて知らなかった!!!」 「だろ?ここは街の光が邪魔しないからむちゃくちゃ星がきれいなんだよ。」 「晴れてよかったね。」 川のほとりで持ってきたお弁当を食べた後、丘のど真ん中に小さなブルーシートをひいて、私達は寝転がった。 次第に空が暗くなってきているが、まだ星は見えない。 左に寝転ぶ凌が口を開いた。
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