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私が凌の目を見て言うと、気のせいか凌の目が少し赤い気がした。
「……うん。」
「凌には…ニューヨークに行って欲しい……それで……夢を叶えて欲しい。」
「……うん…。」
「それに私ね、自分の夢を見つけたの。」
「夢?」
「うん。私、所長の元でもっと勉強して、いつか自分の設計した建築を建ててみたい。」
「…りん。」
「凌がニューヨークに行ってる間、私ものすごく頑張る。」
「うん。」
「だからね。凌もニューヨークで頑張って。」
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