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すると背中に暖かいぬくもりを感じた。
「りん。」
耳元で凌の声が響く。
「俺のこと…待っててくれる?」
「……わかんない。」
「おい。そこは待ってるって言うとこだろ。」
「だって、二年って長いんだよ?その間に何があるかわかんないもん。」
「…なんだよそれ…。」
凌は私の肩に顔をうずめた。凌のやわらかい髪が頬にあたって気持ちいい。
「ふふっ。拗ねてるの?」
「お前な…からかうな。」
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