無欠の帝王

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何も言わずに俯く俺に、ジークは再び口を開く。 「だが、少し暇をやる事にするよ 16歳といえば、魔法学園に通う事になっているしな ルアン、お前は学校へ行きなさい」 「……学校?」 俺は、今まで学校に行った事がない。 ずっと修行ばっかりしていたし、合間に勉強もしていたが、然程必要ないため、あまりしていない。 「でも、俺、学校なんて行った事ないし……」 「此処を辞めたいんだろう? それなら、外の世界を知っておくって事は損じゃない その間に見つけなさい 自分のすべき事を……」 戸惑う俺に、真摯に語るジーク。
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