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「黒龍は自分の一族以外の者には排他的で、使い魔召喚された場合、一族の者が取り返しにくると言われているのに……!
何故お前は無事なんだ?」
ルアンの使い魔は、黒龍の子供。
子供を召喚された場合、親がかなり殺気だって取り返しにくるはずだ。
殺されてもおかしくない位なのに、何故無事なんだ?
ルアンは何も答えず、ずっと無表情。
俺から視線を外し、使い魔を撫でているだけ。
(無視か)
「聞いているのか?」
思わずイラッとし、ルアンに近付く。
──そう、先程聞いた事をすっかり忘れて……
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