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「白銀のローブに赤のローブ……
零番隊だ!」
「あの有名な『無欠の帝王』!?」
目の前の大群が迫っているにも関わらず、その二人を尊敬の眼差しで見つめる男達。
「大丈夫でしたか?
ここは私達が引き受けます
貴方達は下がっていてください」
そんな男達に声をかけたのは、赤のローブを着た方。
零番隊隊員。
しかし、驚いたのはその声だった。
(え……?
女!?)
どう聞いても女の声。
頭からすっぽりと被っているローブで顔が見えない為、顔も性別も認識不可。
声で判断するしかない。
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