無欠の帝王

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総帥──ジーク・ロイヨドミア──に拾われた俺は、彼のように強くなりたいと思い、修行させてもらった。 元々魔力が多かったらしく、俺はメキメキ上達していく。 修行は血ヘドを吐く位大変で過酷なものだったが、“俺も人の役に立ちたい”“俺みたいな子供を、出したくない”って一心で耐えた。 だから、『世界最強』の肩書きをもらった時は、かなり嬉しかった。 今まで頑張ってきたかいがある。 そう思っていた。 でも、ある事がきっかけで、俺は戦う気が失せた。 一気に戦場へ出なくなった俺に、周りは訝しげ。 でも、理由は言いたくない。 どうしても──…
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