屯所

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『……ん、お母さんおはよ……………!?』 何ここ!? 目が覚めたそこは殺風景な部屋 雪の住んでいた所とはあまりにも違う 機械が一つもない どうなってるの……? ズキッ 『いっっ』 鈍い痛みがはしった 雪はお腹を押さえる 痛みが今までの経緯を語る そうだ。 私は黒い服の男に捕まったんだ。 私…奴隷にされるのかな 雪は母の言葉を思い出す 『珍しいわね。奴隷が服を着させてもらってるなんて』 雪は肩を震わせる 恐い あの光景を思い出すだけでゾッとする 死人のような目 全てを諦めたような顔 痛めつけられた無数の傷 自分もああいう風になるのかな やっぱり 罪は消えないんだ これはその罪の代償なのか………
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