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その様子をみた土方は勝ち誇ったように笑みを浮かべる
『無駄な抵抗はやめるんだな』
男は部屋の中に入り、雪に近づいていく
雪は逃げようとするが、
後ろは壁、
何処にも逃げ道はなかった
土方は雪の目の前に行き、追い詰めた狼が兎をかるように見つめる
ここで私は死ぬのか
絶体絶命、逃れることのできない状況はどうしようもないということを語っていた
子供に殴られ、冷静さを失っていた土方によって刀が降り下ろされる
もうだめだ、そう思った雪はギュッと目を閉じた
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