-ある朝-

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「ヒロすけ~。起きなさ~い。幼稚園に行く時間でしょ!」 モエママの声で、ヒロすけの一日がまた始まった。 ヒロすけは布団の中で、顔をしかめながら 寝ぼけながら答えた。 「や~だ~。まだ寝るの~!!」 前日に夜更かししたらしく、手足をバタつかせながら 体全体でアピールするヒロすけ。 ハルパパは、そんなヒロすけを愛おしそうに眺めながら 「ヒロすけ~、モエママがもう出かけて居なくなっちゃうよ。  いいの?  モエママ居ないと寂しいんじゃないの?」 「モエママ居ないの?」 「ヒロすけを置いてお仕事に行くって。いいの?」 「やだ!!ヒロすけ、ママが居ないとイヤなの」 「じゃあハルパパとモエママとママーズフットに行くかい?」 「うん。」 ハルパパの巧みな誘いにのって、ヒロすけは、やっと起き上がり キッチンに向かった。
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