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しかし、子供の走る速さでは
モエママの速さにはかなわず
ものの10秒ほどで追いつかれてしまった。
ハルママはヒロすけの腕を掴むと
「つ~か~ま~え~た~」
とヒロすけの顔を覗き込みながら
口元に笑みを浮べた。
そんなモエママを見て、ヒロすけとハルパパは
少し戦慄を覚えたが、「ごめんなさい」と素直に
謝った。
そして、再びママーズフット幼稚園に向かって歩き出した。
これからどの様な事件が起きるのかも知らず・・・
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