データの嵐とアナログ付箋

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ねっとりしがみついてくる湿気と熱を振り切り学校に到着した。 扉を押して学校に入ると、日の光から逃げれた分、随分と涼しく感じる。 ただ、8割り超している湿度に学校内はカビとホコリ臭さが若干漂っている。 「あ、おはようございます」 「あぁ、おはよう」 体育館からの廊下から後輩が後ろから走り抜けながら声をかけてきた。 僕の代は人数が少なく後輩に多い。その分監督も後輩に力をいれているようだ。 朝練なんて1年生入ってきてから始まったもんなぁ。 朝から汗だくな後輩の背中を見ながら教室を目指す。 ふむ?前に女子がいるぞい。ふーむ、ふむ、うん、夏はいいねぇ。 正確な描写は避ける。僕が階段にいるってことだけで分かると思う。
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