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「ありがとうございます。扉さん」
「いいえ。おやすいご用よ」
そう言って屍(死んでないけど)を担ぎながら、優雅に微笑んだその人こそ副会長の星崎扉さん。
清楚で大人しそうな外見とは裏腹に各種格闘技で様々な段位を持っている。
会長の暴走を(肉体的な面で)止められる唯一の人物でもある。
とにかく、一件落着。
生徒会室に帰還しようとした矢先、
「うわ……何やってるんですか……皆さん」
ちょっと戸惑いながら廊下の角から現れたのは、会計の月嶋翼君。
いつも冷静で1年生とは思えないくらいしっかりしてる。
会長に爪の垢を煎じて飲ませたい……!
そこで私は気づく。
何か……廊下に全員集合してしまった。
足は自然と生徒会室に向く。
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