FILE3 学校の怪談

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そして、会長が意地の悪そうな顔で笑う。 「良い質問だ、翼。実は鈴音は……ピアノが弾けないんだ」 「……それに何の問題が?」 「ピアノどころか楽器は何もできない。 なぜならば……」 会長が叫んだ。 「音楽的センスが残念すぎるからだ!」 なっなんだってー。 「……えーと。どういう事かしら?」 「楽器から奏でられた音はどういうわけか殺人兵器。打楽器もだぞ」 「うっ……」 鈴音さんに特大の矢が刺さったように見える……。 「歌なんか歌わせたら、この辺一体の人間が全滅する」 「にゃ……」 「だからこうして、誰もいないような場所で練習をするしかないんだ!」 「もう許してください!恥ずかしくて死ぬ!」 土下座までしてるよ、鈴音さん!
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