FILE3 学校の怪談

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「なるほど……って、それ不法侵入……」 「細かい事は気にしないの!」 鈴音さんはそう言ってから、苦笑する。 「いやー、バレちゃったらしょうがないね。他を探すわ」 「今日は無理だけど、家ならいつでも使っていいぜ。誰も必要ない部屋だからな」 そういえば、さっきもそんな事を言っていた。 会長の家に何があるんだろう? そんな私の疑問を見透かしたかのように、会長は言った。 「我が家には防音室があるからな……今は宝の持ち腐れってヤツだ」 「会長って……何者?」 思わず口をついて出た質問には、答えなかった。 こうして、学校の怪談事件は解決し、旧校舎は元の静けさを取り戻したのだった。 「そういえばさ、さっき大きな音がしたけど……想達がやったの?」 「何言ってんだ鈴音。あれはお前が中に入る時に出したんだろう?」 「違うよ!ただ窓枠を越えるのにあんな大きな音でるわけ……」 ――カタン、キィィィ 「「「「「!?」」」」」 解決……したんですよね!? FILE3 END
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