FILE4 ここは宝島

14/21
前へ
/188ページ
次へ
「翼君」 「あ、蘭先輩」 翼君は金庫のあった辺りを調べている。 「何かあった?」 「そうですね……」 翼君は細長い箱を指差した。 蓋を開けると……。 「トロフィー……だと……」 扉さんの所で見た情報はホンモノだった! 「こんな凄い物……放置されてていいんですかね」 普通飾る物ですよね、と翼君がもっともな事を言っている隙に、私はヒント探しを進める。 「どこかな……」 「あ、先輩。ありました」 「どこ!?」 「ここです」 翼君が示したのは、箱の蓋の内側。 さっきと同じサイズの紙に、【3】と書かれている。 「見つかりましたね」 ホッとしている翼君から離れ、私は会長の所に向かった。
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加