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0)20x6.5.30 世界は結局人の周りにしか存在し得ないんだ
諒……
どこで道を間違えたのか、いま考えても結局わからない。
ただ、一つだけいえるのは、俺はここに戻ってこれて、またお前にあえて、又お前と戦えて、すごく幸せだったてこと。
俺たちの存在はすごく非現実的で、現実の規範なんて当てはまらない。生きているという実感さえもが希薄だった。
でも俺たちは生きていて、確かにここにいて、ここで生きていて……
それでも……それでも俺たちの命は神様が人間を守るために与えたものだからそれだけのために生きて、死んでいかなければいけない。
之が神様との約束だから。
でも確かに俺はここにいて、お前もここで生きていて―――そんな約束を忘れてしまうほど俺たちは幸せだったから。
だから―――
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