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音楽室～楽器置き場～
愛里「一応自己紹介しとくね。私は堺愛里。」
明日香「ああはいそうですか。」
愛里「素っ気な！」
明日香「貴女のせいで私が捜索に駆り出されたんです。50m走が5秒7だからってなんで私が転入生の捜索なんかに……」
愛里「速っ！その速度中学生じゃないよ！！もはやボルトだよ！ウサインだよ！！」
明日香「てか貴女転入生ですよね。クラスの皆に挨拶もしないで音楽室でピアノピロリーンとかアホですか。虐められたいんですか。Ｍですか。」
愛里「痛い！心が痛いよ――えーと……」
明日香「羽曳野明日香です。以後お見知りおきを。」
愛里「明日香ちゃんだね。よろしく！」
明日香「分かったらさっさと教室に来てください。皆待ってますよ般若面付けて。」
愛里「何それ怖っ！どこの宗教団体！？」
明日香「知りませんよそんなの。てか何で楽器置き場なんかに連れてきたんですか。」
愛里「おっと忘れてた。――ねぇ明日香ちゃん。ちょっとそこに寝転がってくれない？」
明日香「何故ですか？」
愛里「いいからいいから！」
明日香「はぁ……」
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