三森ゆき

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我、この竜を愛し共に生きるのである 最近見つかった書物の一文を見て驚愕した。 私こと三森ゆきは考古学者であり人と竜の歴史を研究している。 かつて食物連鎖の頂点だったとされる竜という存在が何故絶滅に至ったのかを私は知りたかった。 竜にまつまる伝説や言い伝えが日本や世界各地に残されてはいるがどれも竜の姿を表しているばかりで、肝心の生態や人との関わりに関しては全くの謎に包まれているのが現状である。 だが、この書物の一文には人と竜が何らかの関わりを持っていたと推測される内容が記されていた。 かろうじて読める部分を翻訳して驚くに至ったのだが。 人が竜と何らかの関わりがあったことはまず間違いない。 今まで謎とされていた人と竜の関係。 それを裏付ける確証を得られることができ竜が絶滅した経緯も知ることができるかもしれない。 興味を持った私はこの書物が見つかった村へ調査も兼ねて訪ねることにした。
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