竜の村

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目的地へ行く道中で不思議な物を目にした。 多くの家屋の屋根に竜を模した銅像が飾られていたのだ。 古くから竜を崇める風習があるらしく一昔前までは竜水祭というお祭りがあったそうだ。 しかし時代と供に竜への信仰心は薄れ今ではその名残が村に点々と残る程度らしい。 今となっては竜というものはそれほど大切なものではないようだ。 なんだが一抹の寂しさを覚えた気がしたが気のせいなのだろう。 あくまで客観的に事実を捉えることが真実を伝えるために不可欠だ。 ここでひとまず私が竜は実在していたという確証を得るに至った事実を話しておこう。
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