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竜が実在していた事実。
それは考古学の研究成果が証明したということ。
一昔前に世界各地の山々の地層で巨大な生物の爪と見られる化石が発見されたというニュースがあった。
考古学者としての血が疼き、日本でも調査して見たところ、同じ型の爪の化石を発見した。
それが理由の一つだ。
この爪は世界各地様々な年代の地層から発掘されている。
およそ恐竜が地上を支配していた年代にまでさかのぼり、人間が地上に誕生していたとされる年代にまで幅広い。
だが不思議なことにこの爪を持つとされる生き物の身体の化石が未だに発見されていない。
様々な生き物の化石と照らし合わせてみたが一致するものは無かった。
そして、爪の大きさからこれほど巨大な生物が人間が繁栄する時代まで存在していたという事実。
当時私にはどういうことかまるで理解できなかった。
だが、そんな時に発見されたあの一文が記された書物。
世界各地の竜にまつわる伝説や伝承を照らし合わせて、そこで初めて考古学者として一つの結論に至った。
地球には恐竜をも凌駕する巨大な生命体が存在していたに違いない
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