第一章

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(これから…どうしようか…?) 過去を忘れることは出来ない。 でも、あのエルフの女性に話すのも違う気がする。 (いっそ、名前以外は記憶喪失って事にしようか…) 先の事を思うと不安が押し寄せるが、あれこれと考えているうちに俺は眠くなり、丸まって眠りについた……。 「………の~……も……し……い……ま…か?」 誰かの声が聞こえる…。 (あぁやっぱ、異世界は夢で誰かに助けられて気絶しただけだったのかぁ~) 思って薄目を開けると一発で頭が覚醒した。 「…き、き、昨日のエルフ?」 しかし、どうも様子が可笑しい…。 顔は今にも泣きそうで、心配いっぱいと言った感じで…
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